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投資の用語ナビ - は行 -

資産運用で使われる専門用語を、わかりやすく整理した用語集です。単なる定義ではなく、使われる場面や用語同士の関係まで解説し、判断の前提となる理解を整えます。

Terms

本籍地

本籍地とは、日本の戸籍制度において、戸籍が置かれている地理的な所在地のことです。日本人は必ず戸籍を持っており、その戸籍が登録されている場所が本籍地です。これは現在の居住地とは別であることが多く、たとえば実家や先祖代々の土地、あるいは自分で自由に選んだ場所に設定することも可能です。本籍地の情報は、戸籍謄本や戸籍抄本を取得する際に必要であり、結婚・離婚・出生・死亡・相続などの重要な手続きに関わってきます。資産運用や相続の場面では、遺産分割協議や相続人の確定のために戸籍情報をたどる必要があり、本籍地の把握はその出発点として非常に重要です。

不服申立て

不服申立てとは、行政機関や公的機関が下した決定や処分に対して、納得がいかない場合にその見直しや取消しを求めるために行う正式な手続きのことです。たとえば、税務署からの課税処分や、年金・保険・生活保護などの行政判断に不満がある場合に、この制度を利用して異議を唱えることができます。不服申立てには「異議申立て」「審査請求」「再調査の請求」など複数の方法があり、内容や対象によって手続きの種類や提出先が異なります。資産運用や税務の場面では、課税や徴収に関して納税者が不当だと感じた場合に、この手続きがとられることがあり、税務署への異議申立てなどが代表例です。手続きを正しく理解して利用することで、誤った判断を正す機会を得ることができます。

保証人

保証人とは、他人(主たる債務者)が借金や契約上の義務を果たせなかったときに、その人に代わって支払いなどの責任を負う人のことです。たとえば、誰かが金融機関からお金を借りた場合、その人が返済できなくなったときに代わりに返済する義務を負うのが保証人です。保証人は一見すると「補助的な立場」に思われがちですが、法的には非常に重い責任を持つことになり、本人が返済を怠れば、保証人に対して直接請求が来る可能性もあります。特に住宅ローンや事業資金の借入では、家族や知人が保証人になるケースが多いですが、安易に引き受けると財産や信用に大きな影響を及ぼすおそれがあります。そのため、保証契約を結ぶ際は、債務の内容や責任の範囲を十分に理解したうえで判断することが大切です。

法テラス

法テラスとは、正式名称を「日本司法支援センター」といい、法律に関する悩みを持つ人が適切な情報や専門家の支援を受けられるようにサポートする公的な機関です。経済的に余裕がない人でも、弁護士や司法書士による無料の法律相談を受けられたり、裁判費用や弁護士費用の立て替えを受けられたりする制度があります。 相続、借金問題、離婚、労働問題など、身近な法律トラブル全般に対応しており、資産運用や相続の手続きに不安がある方にとっても、心強い相談窓口です。全国に窓口があり、電話やウェブでも案内を受けられるため、初めて法律と関わる人にも利用しやすいサービスです。

法定代理人

法定代理人とは、法律で定められた権限に基づき、本人に代わって契約や手続きを行うことができる人のことをいいます。たとえば、未成年の子どもには契約行為を行う法的な力がないため、親権者である親がその子の法定代理人として行動します。 また、認知症などで判断能力が低下している高齢者の場合には、家庭裁判所が選任する成年後見人が法定代理人となり、財産管理や法律行為を代わりに行います。資産運用や相続の場面では、本人が判断できない状況にある場合に、法定代理人が重要な手続きを担うことで、権利を守る役割を果たします。

法律婚

法律婚とは、婚姻届を役所に提出し、法律上正式に認められた婚姻関係のことを指します。日本の民法では、結婚は婚姻届の提出と受理によって効力が生じると定められており、これが成立した関係が「法律婚」です。 法律婚をすると、夫婦は互いに扶養義務を負い、財産の共有、相続、税制上の配偶者控除、社会保険の被扶養者認定など、さまざまな法的な権利と義務が与えられます。また、子どもが生まれた場合は、嫡出子として扱われ、戸籍にも夫婦の子として記載されます。 これに対し、婚姻届を出さずに共同生活を送る「内縁関係(事実婚)」とは、法的な保障や権利に大きな違いがあるため、資産運用や相続、生活設計を考えるうえで、法律婚かどうかは非常に重要な要素となります。

法定後見制度

法定後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などの理由で判断能力が不十分になった人を保護・支援するために、家庭裁判所が選任する「後見人」が本人に代わって財産管理や契約行為などを行う制度です。本人の意思決定が難しくなった後でも、生活や財産を適切に守るための仕組みであり、民法に基づいて運用されています。法定後見制度には、本人の判断能力の程度に応じて「後見」「保佐」「補助」という3つの類型があり、それぞれに必要な支援の範囲や後見人の権限が異なります。 たとえば、銀行口座の管理、不動産の処分、介護サービスの契約などを後見人が代行します。制度を利用するには家庭裁判所への申立てが必要であり、親族や市区町村などが申し立て人になるケースも多く見られます。本人が元気なうちに備える「任意後見制度」との違いを理解することも大切です。

パートナーシップ宣誓制度

パートナーシップ宣誓制度とは、法律上の婚姻ができない同性のカップルなどが、自治体に対して「人生のパートナーであること」を宣誓し、認めてもらう制度です。この制度により、自治体からパートナー関係を証明する書類が発行され、住宅の入居申込や病院での面会など、生活のさまざまな場面で配偶者と同じように扱われることが増えています。法的な結婚とは異なり、相続権や税制上の優遇措置は得られませんが、金融機関や保険会社の一部でもこの証明を尊重する動きが広がってきています。資産運用の場面でも、パートナーに財産を託したいというニーズに応えるため、遺言や信託契約と併せて活用されることがあります。

パニック売り

パニック売りとは、市場で大きな不安や恐怖が広がったときに、多くの投資家が冷静さを失い、一斉に株や資産を売却しようとする状況を指します。たとえば、経済危機や大手企業の倒産、災害、戦争など、突然の悪材料が発生したときに起こりやすく、売り注文が殺到することで株価が急落します。 このような状況では、本来の企業価値とは無関係に価格が大きく下がることが多く、冷静な判断を保つことが非常に難しくなります。パニック売りが広がると、相場全体が混乱し、金融市場の不安定さがさらに加速することがあります。初心者にとっては心理的な影響を受けやすい局面ですが、こうした局面こそ冷静な情報判断が求められます。

変動幅

変動幅とは、ある一定期間内における株価や為替などの金融商品の価格が、どれだけ上下に動いたかという幅のことを指します。たとえば、1日の中で最も高かった値段と最も安かった値段の差がその日の変動幅になります。この値が大きければ大きいほど、その銘柄は「値動きが激しい」と判断され、逆に変動幅が小さければ「安定している」と見なされます。投資家にとっては、変動幅を知ることでリスクの大きさや取引のタイミングを判断する材料になります。また、ボラティリティと呼ばれる価格の変動性とも密接に関係しており、相場が不安定なときには変動幅が拡大しやすくなる傾向があります。

非嫡出子

非嫡出子とは、法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子どものことを指します。かつては相続や戸籍上の扱いにおいて、嫡出子(結婚している夫婦の子)と区別されていましたが、現在では法律が改正され、相続に関しては嫡出子と同じ権利が認められるようになっています。ただし、父親との法的な親子関係を成立させるには、「認知」という手続きが必要です。資産運用や相続の場面では、遺産を誰がどのように受け取るのかが重要になるため、非嫡出子である場合は生前にきちんと準備しておくことが必要です。特に遺言書を残すことで、将来のトラブルを防ぐことができます。

必要保証金率

必要保証金率とは、信用取引や先物取引などでポジションを保有する際に、証券会社や取引所に預けなければならない担保(保証金)の割合のことを指します。たとえば、ある取引に対して必要保証金率が30%と定められている場合、取引金額の30%以上の資金を保証金として用意する必要があります。これは、価格変動による損失が生じた際に、損失分を確実に補填できるようにするための安全装置としての役割を果たしています。必要保証金率は、取引の内容や市場の状況、さらには投資家の信用状況によって異なる場合があり、相場の急変時には引き上げられることもあります。投資初心者にとっては、レバレッジの効果にばかり注目せず、必要保証金率を理解することでリスク管理を適切に行うことが大切です。

発行総額

発行総額とは、企業や政府が債券や株式などの金融商品を市場に出すときに、合計でどれだけの金額を発行したかを表すものです。たとえば、ある会社が1株1,000円の株式を1万株発行した場合、発行総額は1,000万円となります。この金額は、その企業や団体が市場からどれだけの資金を調達しようとしているのかを示す目安になります。特に債券の場合は、どのくらいの借金をするかという意味合いも持つため、投資判断の材料としてとても重要な情報です。

PTS(私設取引システム)

PTS(私設取引システム)とは、証券取引所を介さずに株式などを売買できる、民間事業者が運営する電子取引市場のことです。日本語では「私設取引システム」と呼ばれ、東京証券取引所のような公設取引所とは異なる仕組みとして位置付けられています。金融商品取引法に基づく登録を受けた業者が運営しており、上場企業の株式などを東証と並行して取引することができます。 現在、国内で代表的なPTSには「SBIジャパンネクストPTS(J-Market)」と「Cboe Japan PTS(旧Chi-X Japan)」の2つがあります。これらのPTSは、個人投資家と証券会社をつなぎ、主に上場株式やETF、REITなどの売買を可能にしています。取引方式はいずれも連続約定型で、買い注文や売り注文の価格・数量がリアルタイムで公開される「リット市場(注文情報が可視化された市場)」として運営されています。つまり、取引の透明性が高く、東証と同様に板情報を見ながら売買判断ができる仕組みです。 PTSの大きな特徴は、東京証券取引所の取引時間外にも売買ができる点です。たとえばSBIジャパンネクストPTSでは、午前8時20分から午後4時までの「デイセッション」に加えて、午後5時から深夜11時59分までの「ナイトセッション」も開設されており、東証が閉まった後でも株式の売買が可能です。このような柔軟な取引時間は、仕事帰りなどに投資判断を行いたい個人投資家にとって大きな利便性となっています。 また、PTSでは東証よりも有利な価格で約定できる可能性があることや、証券会社によっては取引手数料が無料または低水準に抑えられていることも魅力です。特に、市場の急変時や企業のIR発表直後など、夜間でも即座に売買を行いたい場合に重宝されます。 一方で、PTSは東証と比べると流動性が限定的で、すべての上場銘柄を網羅しているわけではありません。取引量が少ない時間帯ではスプレッドが広がりやすく、成行注文では想定外の価格で約定してしまうリスクもあります。また、PTSの取引には証券会社ごとの接続可否が影響するため、自身が利用している証券会社がどのPTSに対応しているかを事前に確認しておく必要があります。 このようにPTSは、取引機会の拡大やコスト面でのメリットを享受できる一方で、流動性や銘柄カバレッジの面では東証に比べて制約があります。東証の補完的な市場として活用するという位置づけで、取引時間や価格動向を見極めながら慎重に使いこなすことが重要です。

ほったらかし投資

ほったらかし投資とは、一度投資の仕組みを整えたあとは、日々の値動きや経済ニュースに一喜一憂せず、売買を頻繁に行わずに長期間運用を続ける投資スタイルです。相場の短期的な変動に振り回されず、時間を味方につけてじっくり資産を育てることを目的としています。 代表的な方法としては、インデックスファンドの積立投資や、ロボアドバイザーを活用した自動運用、複数の資産に自動で分散投資されるバランス型ファンドの利用などが挙げられます。これらの仕組みを活用することで、知識や手間をそれほどかけずに分散されたポートフォリオを構築でき、感情に左右された売買判断による失敗を避けやすくなります。 このスタイルは、投資初心者や忙しくて日常的に運用をチェックできない人に特に適しています。また、つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度と組み合わせることで、税負担を抑えながら効率よく資産形成を進めることができます。こうした制度の自動積立機能も、ほったらかし投資との相性が良い理由の一つです。 とはいえ、「完全に放置する」という意味ではありません。市場環境やライフステージの変化に応じて、年に1回程度は資産配分や運用状況を確認し、必要に応じてリバランス(配分の調整)を行うことが推奨されます。無理のない範囲で、長期的な視点を持って続けることが成功のカギです。

普通預金

普通預金とは、銀行や信用金庫などの金融機関に預け入れる預金の中で、いつでも自由に出し入れができる最も基本的な預金口座のことです。預けたお金には利息が付きますが、金利は非常に低めに設定されているのが一般的です。その代わり、利便性と安全性が高く、給与の受け取り、公共料金の引き落とし、ATMでの入出金など、日常生活に欠かせない金融機能を担っています。 また、元本1,000万円とその利息までは預金保険制度によって保護されているため、安全性も高いといえます。資産運用というよりは、生活資金や短期的な支出に備えるための管理手段として使われる預金形態です。投資を始める前の資金待機場所や、緊急時に備える資金の置き場としても活用されます。

ベア型

ベア型とは、株式市場や株価指数が下落する局面で利益を得ることを目的とした金融商品のタイプを指します。「ベア(Bear)」は英語でクマを意味し、ツメを振り下ろすように相場が下落するイメージから、「弱気相場」を象徴する言葉として使われます。代表的なベア型商品には、株価指数の下落幅に対して逆方向に動く(たとえば−1倍、−2倍)投資信託やETFがあり、相場が下がったときに利益が出るように設計されています。 主に短期的なヘッジ目的や相場の下落を予想したタイミング投資で利用され、レバレッジ型の場合は価格変動が大きくリスクも高くなります。保有期間が長くなると価格のぶれが累積し、元の指数と乖離が大きくなることがあるため、基本的には短期売買向けの商品です。

ブル型

ブル型とは、株式市場や指数などの価格が上昇する局面で利益を得ることを目的とした金融商品のタイプです。「ブル(Bull)」は英語で雄牛を意味し、ツノを突き上げるように相場が上昇するイメージから、「強気相場」を象徴する言葉として使われます。ブル型の代表的な商品には、株価指数に対して2倍や3倍の値動きを目指すブル型ETFやブル型投資信託があり、上昇相場において通常より高いリターンを狙うことが可能です。 ただし、価格が下がる局面では逆に損失が拡大しやすく、値動きの大きい「レバレッジ型商品」であることが多いため、短期売買向けでありリスクも高めです。相場の方向性を見極めたうえで、タイミングを重視した戦略に適したタイプです。

8資産均等型

8資産均等型とは、8つの異なる資産クラスに均等(それぞれ12.5%ずつ)に投資することで、高い分散効果を狙ったバランス型の資産配分戦略のことです。投資対象は、通常「国内株式・国内債券・先進国株式・先進国債券・新興国株式・新興国債券・国内リート・海外リート」の8資産で構成されており、地域・資産タイプ・通貨などが幅広く分散されています。 このタイプのファンドは、値動きの異なる複数の資産を組み合わせることで、相場環境の変化に強く、リスクを抑えながら安定した運用成果を目指すことができます。特に長期の資産形成を目的とした初心者向けの投資信託として人気があり、積立投資(つみたてNISAなど)にも適しています。ただし、均等配分は常に最適とは限らず、市場環境によっては一部の資産の重みがパフォーマンスに影響する場合があります。

配当支払日

配当支払日とは、企業が株主に対して実際に配当金を支払う日を指します。株式を保有して配当を受け取るためには、「権利付き最終日(権利確定日の2営業日前)」までにその銘柄を保有している必要があります。しかし、配当の権利を得たからといって、すぐに現金が手元に入るわけではありません。実際に配当金が振り込まれるのは、企業が定めた「配当支払日」となります。 この支払日は、配当の基準日(いわゆる「権利確定日」)に株主として登録された投資家を対象に、銀行口座への振込、証券口座への入金、あるいは郵便振替などの方法で実行されます。 重要なのは、配当支払日は銘柄ごとに異なるという点です。企業ごとに決算期や株主総会の開催時期が異なるため、配当支払日も会社によってばらつきがあります。多くの場合は定時株主総会で配当金額が正式に決議された後、数週間以内に支払われますが、中間配当などは取締役会で決定されるため、より短期間での支払いとなることもあります。 インカムゲインを重視する投資家にとって、配当支払日は「実際のキャッシュフローを得る日」であり、運用計画や生活資金の管理において重要な意味を持つ日です。保有銘柄の支払スケジュールを確認しておくことは、配当投資を行ううえで欠かせないポイントと言えるでしょう。

配当落ち日

配当落ち日とは、株式の配当金を受け取るために株を保有していなければならない「権利付き最終日」の翌営業日のことです。この日以降にその株を買っても、直近の配当金を受け取る権利は得られません。つまり、配当をもらうには、配当落ち日の前営業日までに株式を保有している必要があります。配当落ち日には、配当分が株価から差し引かれるため、理論的には株価がその分下がる傾向があります。 たとえば、1株あたり50円の配当が予定されていれば、配当落ち日には株価が50円程度下がることがあります。ただし、実際の株価は市場の需給や地合いにも左右されるため、必ずしも配当分きっちり下がるとは限りません。配当狙いの投資や権利確定に関わる取引を行う際に、配当落ち日を正しく理解しておくことは非常に重要です。

ハイブリッド預金

ハイブリッド預金とは、普通預金の利便性と投資商品の収益性を組み合わせた金融商品で、主に銀行や証券会社が提供しています。この預金は、資金の一部を通常の普通預金として確保しながら、残りを投資信託や外貨預金などの運用商品に自動的に振り分ける仕組みを持っています。 たとえば、口座に100万円を預けると、そのうち50万円は元本が保証される普通預金として、残りの50万円は投資商品として運用されるといった形式です。このような構成により、日常的な資金の出し入れが可能でありながら、資産の一部を市場で運用して収益を狙うことができるというメリットがあります。 ただし、投資部分については元本割れのリスクがあるため、商品内容や運用先をよく確認する必要があります。預金と投資の「ハイブリッド(融合)」という特性から、初心者が投資に一歩踏み出すきっかけとしても注目されています。

ボラティリティ・デケイ

ボラティリティ・デケイとは、主に短期的な価格変動(ボラティリティ)に連動する金融商品、特に「VIX連動型ETF」や「先物取引」などに見られる価値の自然減少現象のことを指します。これは、価格が上昇も下落もしないような「横ばい」の相場が続いた場合でも、時間の経過とともに商品の価値が減ってしまう仕組みによって発生します。 特にボラティリティ指数(例:VIX)の先物を用いたETFでは、期近と期先の価格差(コンタンゴ)により、ロールオーバー時に損失が生じやすく、それが累積して価値が減少していきます。この「見えにくいコスト」が長期保有には不向きである主な理由のひとつです。短期的な価格変動を狙う投機的な運用では効果を発揮することがありますが、ボラティリティ・デケイを理解していないと、投資判断を誤る可能性があるため注意が必要です。

バンガード(Vanguard)

バンガード(Vanguard)とは、アメリカに本社を置く世界有数の資産運用会社であり、特にインデックスファンドの普及に大きく貢献した存在として知られています。1975年に創業者のジョン・C・ボーグル氏が世界初の個人向けインデックスファンドを提供したことがきっかけで、「低コスト・長期・分散」の投資哲学が広まりました。バンガードの特徴は、投資家がファンドの“実質的な所有者”であるという独自の構造で、利益を投資家に還元する形で運用コストを抑える仕組みを持っています。また、ETF市場でも「VTI」や「VOO」などの人気商品を展開しており、個人投資家から機関投資家まで幅広く利用されています。長期的で安定した資産形成を支援する運用方針により、初心者にも安心して利用されている運用会社のひとつです。

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